BMSというのは、パソコンで遊べる音楽ゲームです。
無料で遊べて、曲や譜面を誰でも作ることができるのが特徴です。
ここではBMSを1ミリも知らないという方のために、どんなゲームなのかといったところや遊び方などを簡単に説明します。
BMSはいわゆる「音ゲー」で、上から流れてくるオブジェに合わせてタイミングよくキーを押したりスクラッチを回したりするゲームです。
各オブジェには曲の中の一部の音が割り当てられていて、キーを押したりスクラッチを回したりするとその音が鳴り、曲を演奏しているような気分を味わうことができます。
キーが7つの「7鍵」と呼ばれるスタイルが主流ですが、キーが5つの「5鍵」、オブジェが流れてくるレーンを2つ並べたものを1人で遊ぶ「Double Play(DP)」なんかもあります。
横に表示される映像はBGA、静止画の場合はBGIと呼ばれます。作品によってはないこともあります。
まずはBMSを動かすためのプレイヤーをダウンロードする必要があります。
プレイヤーは色々とありますが、2021年現在で主流なのは「Lunatic Rave 2」と「beatoraja」の2つでしょうか。
「Lunatic Rave 2」通称「LR2」は、2008年頃に作られ、その後10年以上の長きに渡って代表的なBMSプレイヤーとして多くの人に愛用されてきました。
今でも使っている人は多く、インターネットランキングも賑わっており、検索すれば先人からいろんなノウハウが得られるのも強みですが、開発が終了してからかなりの年月が経過しており、現代の潮流や需要に合わないところも出始めています。
どんなものなのかちょっと触ってみたいという人には良くても、これからがっつりBMSをやりたいという人にはあまりオススメできなかったりします。
それでもダウンロードするなら、下記のサイトのスターターパックを入れるのが簡単な上に、楽曲データも同梱されているのですぐに遊ぶことができます。
「beatoraja」は2017年頃に登場した比較的新しいプレイヤーで、現在も日々開発・更新が続けられています。
特に映像面の性能が既存のプレイヤーと比べて大幅に向上しており、beatorajaに最適化して作られたBMSであれば、大きな画面で綺麗なBGAを流しながらプレイすることも可能です。
少し前までJavaのインストールが必要など導入に少々手間がかかりましたが、最近JRE同梱版がリリースされて簡単に導入できるようになりました。下記のページからダウンロードできます。
beatorajaの導入方法については下記の記事が参考になるかと思います。
beatoraja導入の手引(画像付き)【JRE同梱版】
プレイヤーの準備ができたら、次は楽曲データを入れていきましょう。楽曲データはプレイに必要な「譜面」「音」「映像や画像」などを曲ごとにまとめたもので、この一式を指して「BMS」と呼ばれたりもします。
プレイヤーのダウンロードの説明のときに少し触れましたが、BMS Starter PACKでLR2をダウンロードすると、楽曲データも一緒に入手することができます。
BMS Starter PACK 2009
また、「beatoraja導入の手引」の記事でも紹介がありましたこちらのパッケージも、たくさんの楽曲データを入手することができます。初心者向け譜面のみのパッケージもあります。
GENOSIDE -BMS StarterPackage-
BMSイベントではたくさんのBMS作品が集まり、そのイベントに出された作品を1つにまとめたパッケージが用意されることも多いです。
イベントはかなり頻繁に開催されています。下記のサイトなどでチェックしてみましょう。
BMS EVENT LITE
イベント以外で作られたBMSは、投稿・レビューサイト「pupuly」や、イベント外のBMSの情報をまとめたデータベース「BMSChan Database」などで探すことができます。
pupuly
BMSChan Database
他にも動画サイトでプレイ動画を検索したり、Twitterから情報を得たり、探し方は様々です。
音ゲー自体やったことないという人は、まずはレベル☆1~☆2くらいの譜面を選んで遊んでみましょう。BMSやビートマニアはやったことないけど他の音ゲーはできるという人は、レベル☆3~☆5くらいでも大丈夫かもしれません。
キーボードであれば、鍵盤は[Z][S][X][D][C][F][V]キー、スクラッチはShiftキーかスペースキーで鳴らすことができます。(このへんはキーコンフィグで好みのキーに変えられます)
基本は落ちてくるオブジェに合わせてキーを押す、ただそれだけです。曲の中の一部の音がオブジェとして降ってきますので、上手く押せないと曲がガッタガタになってしまいますが、この「演奏している」感がBMSの醍醐味でもあります。
オートプレイにして眺めることもできますので、BGAをじっくり観たい時や、自分の力では手に負えない譜面を鑑賞したい時などに活用しましょう。
それでは、良いBMSライフを送ってください!
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